本紹介 *ちいさなちいさな王様*
こんにちは!4月もあっという間に2週間が過ぎましたね。
新しい環境になった皆様は環境に慣れてきた頃ですかね?
今日ご紹介したいのは「ちいさなちいさな王様」という本です。
実はこの本、私が小学生の頃に読んでそれ以来定期的に読み続けている本なんです。
子供の頃は絵の雰囲気と小説の中の王様の愛くるしさが好きで読んでいましたが、大人になってから読むと何か大切なものを思い出したような気持ちになります。
<あらすじ>
ある日突然、僕の家に王様が現れた。僕の小指くらいしかない背丈でグミベアーが大好きというちょっと不思議な王様だ。僕は王様の話し相手となって日常生活を送る。
この本は「想像力」の大切さを教えてくれる本です。
大人になるにつれて私たちはたくさんの知識と現実を知ります。
風は目に見えない神さまが吹かせているのではなく、気圧の差によって生じること。
虹は妖精が空にペンキを塗っているのではなく、光が大気中の水分に反射して見えること。
外国は遠い世界ではなく、飛行機を使えば2時間ぐらいで着けること。
子供の頃は目に消える全てのものがキラキラしていました。
寝ている間は小人が部屋を走り回っていると本気で考えていましたし、鏡の向こうには違う世界があると本気で思っていました。笑
しかしいつの間にか、日々の忙しさに巻き込まれ、そんなことを考える暇もなくなり、少しでも変わった考えを持っていると周りから「現実を見ろ」「変わったやつだ」「そんなんじゃ社会ではいきていけないぞ」と言われます。
そしていろんなものを諦めていくうちにだんだん自分自身の限界に気づくのです。
「自分はヒーローにもなれないし、世界を変えることもできない。」
あなたの子供の頃の夢はなんでしたか?スポーツ選手?モデル?ケーキ屋さん?
あの頃は本気で何にでもなれる気がしていました。
それは社会の厳しさや限界があることをただ知らなかっただけだからというのもあるでしょう。
しかしあの頃は自分の将来を想像してワクワクしていました。
想像力は日常のちょっとしたスパイスです。自分がつまらない毎日を送っていると感じている人は想像力が小さくなってしまっているのかもしれません。
そんな人はいろんなことを想像してみましょう。
星はどこからくるのか?あなたが毎朝電車で見かける人はどんな人なのか?ふわふわな綿飴の上で寝れたらどんな気持ちがするのか?
事実や現実を知っていてもいいのです。そんなことは一旦無視して自分の世界を作り出しましょう。
もしかしたら想像力を嗅ぎつけてあなたの部屋の壁からひょっこり王様が顔を出すかもしれません。
では皆様の一日がいいものとなりますように!
閲覧ありがとうございました。